
新しく手に入れた音源を習得するには時間がかかる。特に、MASSIVE Xのような強力な音源ならなおさらだ。多才なインターフェイスと計り知れないルーティングの可能性を備えたMASSIVE Xには、独創的なサウンドやパッチを作る方法が無数にある。1日でも早く使いこなせるようになるために、ウェブのあらゆる場所から、ヒント、コツ、レアな情報を収集し紹介していく。
前回の記事では、制作エキスパートRishabh RajanによるMASSIVE Xを使う時の重要なヒントを紹介した。その続編となる今回の記事では、さらに一歩踏み込み、しばしば見過ごされがちなオシレーターセクションについて詳しく紹介する。膨大な数の波形テーブルのコレクション、様々なモードとサブモード、繊細な音色から鋭い音色まで、MASSIVE Xのオシレーターは他のどのシンセよりも幅広いサウンドを作る力がある。
ラッキーなことに、MASSIVE Xの理解の手助けになるビデオは、すでにたくさん存在する。今回は、ビデオガイドやチュートリアル、優秀なエデュケーター秘伝のパッチ作成のヒントなど、私達のお気に入りを紹介しよう。
好みのwavetableを探す
最初はPoint Blank Music SchoolのChris Carterと一緒に、MASSIVE Xの波形テーブル、異なるモード、モジュレーションオシレーターの基礎を学ぼう。パッチを初期化して、デフォルト波形テーブルのSin-Tri-Saw-SQから始めれば、プロレベルのプログラミングへの一歩を踏み出したことになる。
808を組み立てる
ADSRのプレゼンテーターJonny StrinatiがMASSIVE Xで迫力の808ベースを作成する方法を解説。オシレーターから始まり、より高度なルーティングやモジュレーション機能へと進んでいく。
7オシレーターのpluckを作る
MASSIVE Xのオシレーターは2基だと誤解していなかっただろうか? MacPro VideoのRishabh Rajanは、ルーティング機能を使って、7つのオシレーターでオクターブにまたがるユニークなプラックを作成し、その誤解を正してくれる。
Switcher LFOでリズミカルなコードを作る
MASSIVE Xのモジュレーションには膨大な可能性が秘められており、オシレーターセクションとLFO1つだけでリズミカルなコードが作成可能だ。ADSRのショートビデオでその方法が解き明かされる。
超シンプルなSuper Sawサウンド
プロデューサー/講師のDemis Hellenによるこの7分間のビデオでは、MASSIVE Xのインサートエフェクト・スロットから追加オシレーターをルーティングし、大迫力のベースパッチを作成するプロセスを紹介している。