あなたがこれを読んでいるということは、今年のバレンタインデーも無事に終わったということでしょう。そしてその日が残していった枯れたバラ、空気の抜けた風船、ロマンチックな消費活動への賛歌から立ち直るには、あなたの真の初恋である「音楽」を思い浮かべる以上に良い方法はあるだろうか。想像力の火を絶やさないためにインスピレーションは不可欠です。さて、この2月は誰が我々の想像力を一番に燃え上がらせてくれるのでしょう。
来月、新しい音楽、映像、その他の想像力を発信する際はぜひ我々のタグ付けを忘れずに。
Blake Heartと共にRaveの新しい世界を旅しよう
とても人懐っこく、様々な兼業をしているBlake Heartは我々のExpansion LIQUID ENERGYについて詳しく紹介してくれた。才能豊かなミュージシャン、DJ、ポッドキャスター, 弁護士である彼女はこの「踊れる」新Expansionのサウンド紹介の前に、そのサウンドを使用して作った魅力的なハウストラックを聞かせてくれた。アシッドハウスは趣味じゃないって?そんな方にも彼女がこのサイケデリックなサウンドを自身のシンセ・ポップやインディーフォークに取り入れるところを見てほしい。
RedMeansRecordingとベースを刻もう
今月2人目のBlakeであるJeremy Blake、通称RedMeansRecordingは音のグルメを振る舞ってくれた。シェフを志す皆さんならお分かりだと思うが、調理の下準備はとても重要だ。熱狂的なジャングル、ドラムンベースの調理も例外ではない。この音のグルメは丁寧に刻まれたLazerBassをディレイに浸し、frequency shiftersで仕上げたものだ。ぜひくつろいで、MASCHINE+の調理場で複雑なシンセが刻まれ、サイコロ状にされるマスタークラスをご堪能あれ。
Blezz BeatsはNeo Boogieでアゲ曲を作り出す
我々のお気に入りのスウェーデン人はNEO BOOGIE Expansionの最高の使用方法を教えてくれた。永遠に「チル」なBlezz Beatsは我々を昔ながらのグルーブから最新ファンクまでの旅に連れて行ってくれる。旅の終わりに彼は2つの即興ビートを収穫し、締めくくりにはリムショットの配置やアレンジの小技などについて役立つアドバイスをくれた。
Sarah, The !llstrumentalistが紹介するのは「魔法」が起こる場所
プロデューサー、コンテンツクリエイター、そして自称「レコードジャンキー」であるSarah, The !llstrumentalistは魂のこもったローファイなブームバップビートで有名になった。彼女は、自身の子供部屋に作った最初のスタジオから、陽が降り注ぐカリフォルニア州ベニスビーチにある現在の贅沢なスタジオに至るまで、自身が音楽作りをしてきたスタジオ環境などについて紹介してくれた。もしもあなたが彼女のホコリかぶったジャズの宇宙船のようなサウンドがどのように作られるのか知りたいのなら、今がチャンス!パロサントを忘れずに。
The Kit Completeで最高のベースサウンドを低予算で手に入れよう
最高の音を作るのに高価な機材は必ずしも必要ではない、とThe Kit Completeは我々に再確認させてくれる。その証明方法はいくつもあるが、彼はお下がりのベース (高校時代から張ったままのビンテージ弦) で最高の音を作り上げてみせた。生演奏をビートに取り入れることで本物感が増すと語るTKCは、スクラッチの質感が心地よいレイドバックなジャズビートの上にGuitar Rig 6のBASS INVADERを使用してパンチのあるビンテージサウンドを足すことで、安っぽさを感じない最高のサウンドを作り上げた。